アミーボのおかげでクマロスと復縁できた話
どうぶつの森ガチ恋記録です。
「ウワッ」って思った人はどうかそのまま、ブラウザバッグで戻らないでください。事故にあったと思って諦めてください。
クマロス(写真右)とはうちの村に住むキザ系の住民のこと。左のかわいい男の子はこの村の村長を務めるおうき(写真左)といいます。おうきはキングダムという漫画で圧倒的存在感を誇る王騎将軍からつけました。まだ着ている服もヴァイキングファッション。血と肉と暴力で村を染めてやる。どうぶつの森を始めた時は、そう息巻いていました。
みんなでワイワイ集まって、村長として過ごす初めてのクリスマス。友達からのなんてことない一言。当時は「フーン」くらいです。まだ男性ホルモンのイキがよくて、ヒゲさえ生えています。
そして、こっちは寝癖ボサボサだっていうのに、あまりにストレートな言い間違い。「へ〜〜?こいつ、俺のこと好きなのかよ(笑) ま、付き合ってやるか」的な気分に。
自分から踊っているようで、クマロスの思わせぶりな一言にいちいち踊らされるおうきくん。
この頃から、おうきくんは女装を始めます。ちなみに服は持ち物欄節約の関係でダイビングスーツ。村長業はキレイゴトだけじゃ語れません。
女装なんて引かれるかなと思ったけど、クマロスは変わらずキザで優しかった……。
フフフ、J-POPの歌詞を100個くらい書き連ねて答えを教えてあげようか?おうきくんはどんどんクマロスのことが好きになります。
ついに、ハニーと呼ばれるような関係にまで発展。もうこれ絶対俺……ううん、私のこと好きだよね?!と、この辺りから、おうきくんは常時ウエディングドレスの発情メス男子になり下がります。
あまりのイチャイチャっぷりに クマロスの誕生日に、村人ビンタくんにも軽く冷やかされちゃったりして……(笑)
「うん……。私……この景色ずっと忘れない……」
同棲………………。おうきくんは秘密裏にゼクシィの購読を始めます。ついにその日は来たのです。
「そうよ。おうきくんはおヨメにいくの……」
「あなたに、ね」
震える唇で想いを伝えました。答えはわかっているとはいえ、緊張します。
ん?
…………???👶(赤ちゃんの顔)
そして、その後ほどなくクマロスは………
引っ越しました。
エッ?!はあああああああああああああああああ?!?!?!?!?!なんだ?!なんで?!どうして?!?!?!?!?!好きって!?好きって何度も言った!キザなセリフも何度も……何度も……。
失意のあまり、おうきくんは地下室でクマロスとの愛の部屋を構築します。
青い空、黄金の麦畑、あの日のウエディングドレス、ウエディングケーキ、ブーケ、ベビーベッド。たくさんのハニワとカカシがお祝いにきてくれる。
「ここは理想郷〈アルカデア〉。ここでなら彼は引っ越したりしない。永遠に私のものなの……」
仔羊を捧げれば、クマロスは帰ってくるんじゃないか?そんな狂気に取り憑かれて凶行に走ることもありました。黄金の麦畑は血の跡を隠すのにぴったりです。しかし、もちろん、そんなことでクマロスは帰ってきません。
完成された部屋にいると、あの日のクマロスとの記憶ばかりが蘇ります。あんなに好き好きオーラが出ていたのになぜ。おうきくんの何がいけなかったのか、聞こうにも連絡すらできません。悲しい……絶望的な時間が淡々と過ぎていきます。
けれど、おうきくんは、村を任されました。その期待に応えるため、おうきくんは彼がいない世界を受け入れて生なきゃいけません。他に楽しみを見出さなきゃいけないのです。
同人誌即売会とか……。
裸で野外パーティとか……。
そう、 楽しいことはたくさん、
たくさんあったはずなのに…………。(男性ホルモン復活しました)
そんなある日、任天堂が数年ぶりにどうぶつの森を更新します。正直意味がよくわかりませんでした。とびだせ、どうぶつの森は大ヒットしたとはいえ四年前のゲーム。一体何をアプデすることが……?
それが、アミーボの実装でした。
アミーボは禁断のカード。村民のカードさえあれば村民の移住を自由に操れます。村から追い出すことも……。村に来させることも可能だというのです。
おうきくんは一時期黒魔術に傾倒して仔羊を生贄にしていたりしましたが、基本的には、科学信奉者です。そんなはずないと笑い飛ばしました。
笑い飛ばしながらも、カードをいくつも買い集めてしまったのは人の業によるものなのかもしれません。
そして、禁忌は成立します。(※普通にテンパりすぎてクマロスのスクショはないです)
奇妙な生き物「ゆうたろう」は超パワーでクマロスに変身し、何を望むか聞いてきます。答えは、決まっていました。
「村に来てほしい」
もう、クマロスがまたこの村に住んでくれたとしても、あの頃のクマロスはどこにもいないのでしょう。それでも、私はクマロスがいる生活を望みました。答えを告げると、謎の生き物は「本物のクマロスには今夜中に枕元に立って伝えておきますね」と告げて消えます。それって呪いじゃん……?
ついに、クマロスが引っ越してくることになりました。自分を追い込むため、バージンロードを予め作り、結婚するからと友人を招待し、背水の陣でクマロスとの再会に臨みます。
ドキドキ……
ドキドキ……
(友人二人はおめかしして来てくれました)
そして、私は再び彼の笑顔を目にします。
あ、あああああ…………。やっぱり記憶喪失。あの日に星を見たことも、プロポーズされたことも、彼の中にはもう何もないのです。覚悟していたことだけどおうきくんは胸が引き裂かれそうになります。
でも、いい。もういてくれるだけでいいの……。
たくさんくれた思い出をこれからは私が返していくね。はじめまして、クマロス。これからよろしく………。
えっ……それって……。
「ボクと 一緒に見た この花火を
目に焼き付けておくんだ」
そんな感じでどうぶつの森の生活をほぼリアルだと思って暮らしています。
4年間ずっとやり続けている私もわりとキツいけど、友人も全然脱落していないんで
私たちがキツいんじゃなくて、どうぶつの森が偉大なんだなって思います。
でも、ゲームでさえ金を埋めたら木になるのに
なんで現実では実装されないんですかね?永遠の謎です。